海外FXブローカーを使ってトレードをしている方々はパソコンとスマートフォンを併用している方が多いという統計があがっています。
その理由として、スマートフォンだけを利用する場合、Meta Trader 4や、MetaTrader 5では様々なインジケータやEAなどが使えないことがあげられます。
もちろんスマートフォンだけでトレードをしている方もいらっしゃいますが、複数のインジケータを確認してトレードをすることは周知の事実です。
逆にパソコンだけでトレードをしている方は、エントリータイミングを確認しているときは、パソコンの前に張り付いていなければならず、トイレに行くタイミングも相場の状況によっては制限される場合があります。
本記事では、パソコンのMeta Traderで起こったイベント、例えばエントリータイミングや指値によってエントリーがされた瞬間などをスマートフォンに通知を行うことが出来る方法をご紹介いたします。
プッシュ通知の設定方法(スマートフォン・パソコン)
それでは早速プッシュ通知を設定する方法をご説明いたします。
パソコンとスマホの両方で設定を行う必要がありますのでご注意ください。
基本的にはご紹介する方法で設定可能ですが、Androidスマートフォンにつきましては、機種によって設定画面の位置が若干違ったりしますのでご注意ください。
なお、Meta Trader 4 もMeta Trader 5も同じ設定方法ですので、Meta Trader 4 の方を元に解説いたします。
スマートフォンを操作し、プッシュ通知を有効に設定する
最初にMetaTrader のスマートフォンアプリ上の通知を有効化する設定を行います。
iOSのスマートフォン(iPhone)の場合
「設定」>「通知」>「Meta Trader 4」とすすみます。
上記のように、「通知を許可」をして、通知方法につきましてはご希望の内容を選択してください。
AndroidOSのスマートフォンの場合
「設定」>「通知」>「Meta Trader 4」とすすみます。
Androidの場合は、すべてをオフに設定してください。
この項目をオンにしますと、通知が消えてしまいます。
デフォルトではオンの設定のはずです。
以上の設定を行うことにより、スマートフォンアプリのMeta Trader 4の通知がスマートフォン上で表示されるようになります。
スマートフォンアプリMeta Trader 4でMetaQuotes IDを取得する
スマートフォンアプリのMeta Trader 4を起動してください。
iOSのスマートフォン(iPhone)の場合
「設定」>「チャットとメッセージ」とすすみます。
すると、画面一番下に、「MetaQuotesID」と表示されますので、右側のアルファベット数字をコピーしてメモ帳などに控えておきます。
AndroidOSのスマートフォンの場合
画面左上の設定ボタンを選択します。
「メッセージ」を選択します。
「マイID」が表示されますので、右にある英数字をコピーして、メモに控えます。
パソコンのMeta Trader4上で通知機能を設定する
パソコンのMeta Trader 4を起動します。
上部メニューバーにある「ツール」>「オプション」を選択します。
「通知機能」のタブを選択します。
「プッシュ通知機能を有効にする」にチェックを入れます。
「トレード処理を通知する」にチェックを入れます。
「MetaQuotes ID」にメモをしていたアルファベット数字を入力します。
「テスト」を選択します。
上記のようなメッセージボックスが表示され、スマートフォンに通知が表示されれば完了です。
使い方の例:アラート機能の使い方(パソコン側の設定)
パソコンで行われた内容がスマートフォンに通知されるということになりますので、基本的にはパソコン側の設定を行っていくことになります。
約定アラート
これについては、パソコンのMeta Trader4で設定済みです。
この「トレード処理を通知する」をチェックしておくことにより、新規注文、決済注文が行われると自動的にスマートフォンにプッシュ通知が届きます。
価格アラームを追加する
相場は常に変動しています。
その為、ある一定の価格まで来たらどうしようか考えたいときがあると思います。
ただし、チャートに張り付いていても、いつその価格に来るかわかりません。
場合によっては数日間来ないかもしれません。
その場合におすすめの設定がある一定の価格まで来たら「アラート」を表示する設定です。
例えばチャート上で右クリックすると表示されるメニューから、「注文発注」>「アラート」を選択します。
すると以下のように赤い点線の矢印が表示されます。
この価格まで来るとスマートフォンまで自動的にプッシュ通知がされます。
なお、この赤い点線の矢印をドラッグすると、アラートの位置を簡単に動かすことが可能となっています。
ターミナルウィンドウの「アラーム設定」上でもアラートの設定が可能です。
修正したいアラートを右クリックして「修正」を選択すれば設定済みのアラートを表示可能です。
アラーム設定の紹介
アラーム設定の画面は上記のとおりですが、簡単に内容のご紹介をします。
- 「有効にする」:チェックを入れるとアラートが有効になります。
- 「アクション指定」:アラートが作動した時に行う動作を指定します。
- 「有効期限」:アラートの有効期限を設定します。
- 「通貨ペア」:通貨ペア選択します。(条件がTimeの場合は不要となります。)
- 「条件」:アラートが作動するタイミング指定します。
- 「価格」:アラートが作動する価格を指定します。
- 「ソース」:アラートが作動してアクションがなった後の動作を指定します。
- 「間隔設定」:アラートが発生する間隔を指定します
- 「最大反復数」:アラート発生する回数を指定します。
ここからはいくつかの注意事項などをご紹介します。
「有効にする」にチェックが入っていないとアラートは動作しません。
「アクション指定」は、スマートフォンにプッシュ通知を行う場合は「Notification」を選択する必要があります。
なお、アクション指定は以下の4種類から選択可能です。
- Sound
(アラーム音で通知) 音源を選択 - File
(ファイルに出力) 出力先のファイルを選択
(exe形式・vbs形式・bat形式) - Mail
(メールで通知) 送信先とメッセージを指定 - Notification
(プッシュ通知) –
「条件」は、以下の5種類を選択可能です。
- Bid> 売レートが指定価格を超えるとアラート作動
- Bid< 売レートが指定価格を下回るとアラート作動
- Ask> 買レートが指定価格を超えるとアラート作動
- Ask< 買レートが指定価格を下回るとアラート作動
- Time= 指定時刻になるとアラート作動
まとめ
プッシュ通知のやり方についてご紹介してきました。
スマートフォンはいつでも持ち歩くことができますが、パソコンを常に開いた状態で移動することは出来ません。
その為、常に相場に張り付くというとは大変な作業でした。
このプッシュ通知を使うことによって、ある程度予測した動きなどを検討し、パソコン上でアラート設定などを行い、あとは相場が動くまで通常通りの生活ということが可能です。
トレーダーは普段の時間を犠牲にしてパソコンなどに張り付いていることが多く、それでは健康面でかなり問題があります。
利益を積み重ねることは大事ですが、自分の健康に気をつけることも重要であることをご理解ください。
番外編:プッシュ通知をする場合のおすすめの海外FXブローカー
プッシュ通知を行う場合、パソコンに張り付いて見るときより、
- スマートフォンの通知に気づく
- スマートフォンのロックを解除する
- MetaTraderのアプリを開く
- 該当の銘柄のチャートを表示する
という流れがあり、動きが激しい時などはアラートを表示した価格よりかならのズレがある場合があります。
その時、少しでも価格差を少なくするためにはやはりスプレッドが狭いことを推奨いたします。
スプレッドが狭い海外FXブローカーでオススメなのは以下のとおりです。
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