今回はExness(エクスネス)で入手できるティック履歴を活用して自身のトレード手法を改善する手助けをさせて頂きたく記事を公開いたしました。
自身のトレード手法が定まっている人、もしくは定まっていない人もティック履歴を活用することにより更なる勝率アップになること間違い無しとなっています。
逆に言えば、プロのトレーダーは必ずティック履歴を活用しトレードを行っているといえるでしょう。
では、早速ご紹介いたします。
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ティックとは
ティックとは、簡単に言うと価格の値動きを表したものです。
ローソク足を例にすると、1分足の場合は、始値でスタートし、色々と値動きがあり、最終的に終値で終了し、ローソク足が確定して次のローソク足に移行します。
つまり、1分足の場合、1分間の始値、終値、高値、安値はわかりますが、その間の値動きについてはリアルタイムで見るしか方法がありません。
一方ティックでは、その値動き全てを表したものですので、極端な話、1秒間に10回値動きがあった場合、その10回分全てを確認することが可能となっています。
ティックチャートの表示方法
ティックを使ったチャートは実はMeta Trader上でも閲覧可能です。
ただし、パソコンの場合のみ閲覧可能ですので、スマートフォンのMeta Traderのアプリでは表示することが出来ません。
1. 気配値表示ウィンドウの銘柄一覧からティックを表示したい銘柄を選択する。
2. ティックのタブを選択するとティックチャートが表示されます。
上記のティックチャートの下の時間を見ていただいたら分かる通り、1分の間にかなりの値動きがあったことがわかります。
それらを全て記録したものがティックであり、それをビジュアル的に見やすくしたものがティックチャートです。
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ティック履歴とは
前項でティックについてのご説明をしました。
パソコン版のMeta Traderでは、ティックチャートも表示されることもわかりました。
しかし、このティックチャートはリアルタイムで見ることの出来るものであり、ローソク足のように後で過去のものを見返すということは不可能です。
つまり、ティック履歴とはその名の通り、過去の値動きを全て記録したもののことです。
Meta Traderで過去のローソク足の状況を知りたい場合でも、1分足が一番短い足となっており、それ以上小さいローソク足を表示することは出来ません。
しかし、このティック履歴を活用することにより、1分足より更に細かい値動きを確認することが出来るのです。
以下がそのティック履歴です。
2022/4/6のXAUUSD抜粋となります。
入手方法
1. Exness(エクスネス)の公式サイトにアクセスします。
2. 上のメニューの「ツール」>「ティック履歴」と選択します。
3. 下のようなティック履歴の画面が表示されます。
金融商品:ティック履歴を取り出したい銘柄を選択します。
年・月・日を選択します。
もし、月と日に関しては、「すべて」を選択出来るようになっております。
例えば下の画像の例の場合は、日を固定するのではなく、2022年4月のティック履歴を全て取得するという設定になります。
抽出する内容を選択し、「ティックを取得」を選択することにより、ファイルのダウンロードが可能となります。
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活用方法例
入手したティック履歴は様々な活用方法があります。
以下はその例となります。
スプレッドの平均値を算出し、EAの設定を検討する。
ティック履歴をExcelなどの表計算で開くとわかりやすい見た目になります。
Excel上でask、bidの差がスプレッドとなりますので、その差を全て抽出します。
まず、XAUUSDのティック履歴を取得します。
ダウンロード出来る銘柄は、開設している口座タイプにあわせるのがオススメです。
例えば、XAUUSDのゼロスプレッド口座で、2022/4/5のデータを取得してみました。
その日のティックデータの数は、106,540件ありました。
つまり、106,540回の値動きが1日であったということになります。
106,540件のBidとAskの差(スプレッド)を抽出し、1日の平均スプレッドは、
1日のスプレッド平均値:0.018
となることがわかりました。
ゼロスプレッドでも時間帯によっては0じゃないということがこれでしっかりとわかりますね。
更に1日の中で一番スプレッドが開いた瞬間の数値は
0.381
ということがわかりました。
つまり、このExness(エクスネス)のゼロスプレッド口座でEAを動かす場合、この2つの数値を元にエントリーや利確、損切りを計算することがベストであることがわかります。
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まとめ
ティック履歴についてご紹介してきました。
ティック履歴はcsv形式でダウンロード出来ますので、Excelなどの表計算ソフトで自由に加工が可能です。
その為、様々な統計方法を使えば、その銘柄についてかなりの情報を抽出することでき、更なる手法の改善に役立ちます。
是非、皆様もティック履歴をダウンロードして手法研究に役立ててください。
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