はじめに
皆さん、こんにちは。
コロナや戦争やその他の様々な事件が起き、相場も荒れておりますので、お気をつけください。
今回のご紹介はリスク・リワードについてです。
皆さんがトレードをする場合、なにかの根拠を持ってエントリーをして、更に根拠を持って利確や損切りを行っていることだと思います。
その中にもう一つリスクリワードというエッセンスを追加することにより、更に利益を積み重ねることが出来ます。
今回の記事をご参考にしていただき、ご自身でエントリーをする際にリスクリワードを考えてみると見えてくるものがあることでしょう。
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リスクリワードとは?
リスクリワードとは、リスクリワードレシオと呼ばれることもあり、
- 「リスク(損失)」
- 「リワード(報酬)」
の比率のことをいいます。
この比率を使うことにより、1つ1つのトレードの価値を定量化することが可能です。
今からポジションを持つ場合に、そのポジションにはどの程度の価値があるのか?を計算することにより、ポジションを持つべきではないという判断が可能となっています。
リスクリワードの計算の仕方
リスクリワードは簡単計算することが可能です。
計算式は以下のとおりです。
勝利トレード平均利益 ÷ 敗北トレード平均損失 = リスクリワード
勝利トレードの平均利益と、敗北トレードの平均損失の金額が同じであれば、リスクリワードは「1」と計算することが出来ます。
リスクリワードが「1以上」の場合は、その取引が、
「勝利トレードの利益額 > 敗北トレードの損失額」
の状態にあることを示しています。
逆にリスクリワードが「1以下」の場合は、
「敗北トレードの損失額 > 勝利勝ちトレードの利益額」
の状態にあることを示しています。
- リスクリワードが1以上:勝利トレードの利益額 > 敗北トレードの損失額
- リスクリワードが1以下:敗北トレードの損失額 > 勝利トレードの利益額
例をあげると、
勝利トレードの利益額:15,000円
敗北トレードの損失額:10,000円
の場合、
15,000円 ÷ 10,000円 = リスクリワードは1.5となります。
つまり、リスクリワードの値が大きければ大きいほど良いということです。
リスクリワードの重要性
リスクリワードを考えながらトレードをすることは大変重要です。
下の画像を御覧ください。
真ん中の線で買いでエントリーした場合、
リスク(損切りライン):100pips
リワード(利確ライン):200pips
となります。
このトレードの場合、計算式に当てはめると、
200 ÷ 100 = 2となります。
つまり、損切りに1に対して、利確出来た場合は2倍の利益が獲得出来るということになります。
FX初心者の場合、勝率を何とかあげようと必死になる場合が多いですが、リスクリワードをしっかり確認を行いトレードを行う方が良い成績を残す傾向が見れます。
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勝率とリスクリワードの関係に注意
勝率とリスクリワードには密接な関係性があります。
以下の表を御覧ください。
これは、
1トレードのリスクが20pips、トレードの回数を20回した場合、
勝率とリワードを比べた場合の表です。
リスクリワード | ||||||||
勝敗 | 勝率 | 0.5 | 1 | 1.5 | 2 | 2.5 | 3 | |
2勝 | 18敗 | 10% | -340 | -320 | -300 | -280 | -260 | -240 |
4勝 | 16敗 | 20% | -280 | -240 | -200 | -10 | -120 | -80 |
6勝 | 14敗 | 30% | -220 | -160 | -100 | -40 | 20 | 80 |
8勝 | 12敗 | 40% | -160 | -80 | 0 | 80 | 160 | 240 |
10勝 | 10敗 | 50% | -100 | 0 | 100 | 200 | 300 | 400 |
12勝 | 8敗 | 60% | -40 | 80 | 200 | 320 | 440 | 560 |
14勝 | 6敗 | 70% | 20 | 160 | 300 | 440 | 580 | 720 |
16勝 | 4敗 | 80% | 80 | 240 | 400 | 560 | 720 | 880 |
18勝 | 2敗 | 90% | 140 | 320 | 500 | 680 | 860 | 1040 |
ここで注目すべきなのは、各リスクリワードで通算成績がプラ転する勝率です。
リスクリワード0.5:勝率70%でプラ転
リスクリワード1.0:勝率50%でプラ転
リスクリワード1.5:勝率40%でプラ転
リスクリワード2.0:勝率40%でプラ転
リスクリワード2.5:勝率30%でプラ転
リスクリワード3.0:勝率30%でプラ転
リスクリワードが1.5のときは、トレードの勝率が40%でも通算成績がプラスになるのに対し、リスクリワードが0.5なら70%も勝率がなければ通算成績をプラスにすることができません。
この表を見ることにより、リスクリワードの値が小さい悪いトレードをすることは非効率であり、利益を伸ばすことが出来ないということが分かると思います。
狙うは損小利大
リスクリワードとは、勝率に対してリスク(損失)を1とした場合、リワード(利益)をどれくらいにするかで変動します。
上の表で見ていただけたら分かる通り、勝率30%のエントリーであれば、リワード(利益)を2.5以上に設定すれば、通算成績ではプラスに持っていくことが可能です。
上の表では表示させていませんが、勝率10%のエントリーだとしても、リワード(利益)の値をもっと大きくすれば通算成績はプラスになります。
つまり、
損小利大(損失は少なく利益は大きく取りましょう)
が有効的であるといえるでしょう。
逆に損大利小は、どんなに勝率がよくても数回連続で損失を出した場合には破滅への道が待ち構えています。
こまめな損切りが必須であることが重要です。
まとめ
リスクリワードについてご紹介してきました。
エントリーをする際に、初心者の方はどうしても勝率に拘ってしまい、一度損失を出すと何度も無茶なエントリーを繰り返し、最終的に資産が減少してしまうという事態に陥ることが多いです。
このようなときは、エントリーをするときに、損切り幅と利確幅を一度確認をしてみてください。
リスクリワードを計算し、そのポジションを持つ価値があるのかを数値的に表すことにより、無駄に損失を増やすエントリーを減らすことが出来ます。
特に損小利大は重要であり、例え勝率が低いとしても、その分リワード(利益)をしっかり伸ばせるエントリーをすることにより、最終的にはプラス収支に持っていくことが可能です。
現在の手法にリスクリワード値を盛り込むことをご推奨いたします。
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リスクリワード重視でおすすめの海外FXブローカー
リスクリワードを重視してFXで利益を積み重ねる場合に重要なことは、損小利大の為、損切り幅を浅く設定する必要があります。
その為、場合によってはスプレッドが広いと損切りの幅も更に浅くなってしまいます。
つまり、
- スプレッドが限りなく狭い
- スワップがプラス、もしくはスワップが発生しない
というブローカーをオススメいたします。
以上のことにより、本サイトでは以下のブローカーをオススメいたします。
スワップフリーで最強のExness(エクスネス)
スワップがほとんどの銘柄で発生しないスワップフリーというものが導入されています。
長期でポジションを保有する方には最適です。
スプレッドも狭い為、損失も最小限に抑えられますので、他の海外FXブローカーに比べ狭い為、短期取引・長期取引のどちらにも適しています。
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